おさかなインタビュー - JF鹿児島県漁連

二重の検査で品質管理「ウナギ」

大隅はうなぎの養殖に条件が適しているんです。

うなぎの稚魚ってどこから来るのですか?

うなぎ

実はいまだ解明されていないことが多いんですが、しらすと呼ばれる稚魚は、フィリピン海溝あたりで産み落とされ、黒潮に乗り日本近海まで流れてくるらしいです。
それを捕獲したものが、養まん場へ運ばれてきます。

それから各養まん場で育てられるのですね

養まん場

はい、魚粉を練り合わせた配合飼料を与え、成長の早いうなぎで約6ヶ月から1年で出荷される大きさになります。

そのあと、ここの工場で加工されるのですか?

加工

漁期は4月から11月ですが、今では貴重なので獲れたときが食べ頃です。

品質に関して気をつけている点は?

薬の残留基準のチェック

育てる段階でも、薬の投与はできるだけ少なくする努力をしていますが、それと同時に出荷時の薬の残留基準のチェックにとても気をつけています。
自社での検査に加え、公的機関による検査も1ヶ月に1回は必ず受けるようにしています。

徹底しているんですね

真空パック

ええ、安心して食べていただきたいですからね。
あと全ての真空パックの袋には生産者番号を付け、生産者がわかるようにしてあります。

うなぎに関してのエピソードは

まあ、自分たちが味わう余裕はとてもないのですが、毎年土用の丑の日はうなぎのお祭りみたいなもので、たくさんの方に食べていただけるので、どんなに忙しくてもうれしいものですね。

大隅養まんさんのこれからの取り組みは

今でも、まじめに取り組んでいることには自信がありますが、自分たちでより厳しい基準を作り、守っていく努力も必要と考えています。

 

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