夏 - JF鹿児島県漁連

トコブシ

アワビに似た巻き貝 トコブシ。

生息地

黒潮流域の沿岸部に生息するアワビに似た巻き貝で、種子島を中心に生産され、地元ではナガラメとよばれて特産品になっています。
肉質はやわらかく、刺身の他、冷凍、ミソ漬けなどは土産品・特産品としても喜ばれています。

「かごしま旬のさかな」選定理由

種子島を中心に全国トップクラスの出荷量。
ただ、年々水揚げされる量が減っており、まぼろしの貝と呼ばれることも。

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目利き

肉が盛り上がった感じのものが新鮮。
鮮度が落ちてくると弾力がなくなり、平べったくなります。


インタビューレシピ

マダコ

沿岸ものの地ダコが人気 マダコ。

生息地

錦江湾や長島周辺に多く、その習性を利用したタコツボ、かご網、一本釣りなどで漁獲されます。
日本人の嗜好にマッチした味覚で人気が高い魚介類です。

「かごしま旬のさかな」選定理由

錦江湾や長島周辺の沿岸ものは”地ダコ”として県民に親しまれています。

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目利き

鮮度のいいタコは弾力があり、身を押すと色が変わります。
大きめが美味しく、生を自分でゆでると本当の美味しさが味わえます。
ゆでたものは、色が濃く褐色に近い色味。
輸入ものは薄いあずき色で吸盤の中が白く、味がグンと落ちます。

おさかなトリビア

タコの知能はどのくらい?

タコは人間でいうと10カ月の子どもの知能です。

タコといえば、8本足(腕)で墨を吐くユーモラスな生き物だと思っている方が多いことでしよう。
しかしタコは実はとても賢いのです。
体全体が筋肉でできているため運動能力に優れ、しかも軟体動物の中で最も知能が高い生物なのです。
人間で言うと、10ヶ月の子供と同じ知能だとか。容器のふたも開けられるし、物の形も判別できるそう。
実験によるとスクリューキャップのついたガラス瓶の中に閉じこめたカニを、キャップを開けて食べたとか。
色を見分けたり形を認識することができ、身を守るために保護色に変色したり、地形に合わせて体型も変えられます。


インタビューレシピ

ウナギ

夏バテの強い味方 ウナギ。

生息地

ウナギはビタミンAの含有量が多く、広く食されています。
本県では、温暖な気候・豊富な用水・種苗となるシラスウナギが入手し易いことなどから、養鰻業は県下で広く営まれています。

「かごしま旬のさかな」選定理由

本県の養殖生産量は全国第2位。活魚のほか、加工品として全国に出荷され、高く評価されています。
ウナギは「土用の丑の日」に食べると夏バテしないといわれています。

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目利き

天然物はわずか。ほとんどが養殖もので、蒲焼きや白焼として売られています。
照りのきれいなもの、焼色のきれいなものを選びましょう。
固くなったら酒をふって蒸すか、アルミ箔で包んで焼いてください。

おさかなトリビア

ウナギには毒がある?

ウナギを刺身で食べないのは、毒があるからです。

実はウナギの「血」には毒があるのです。「イクチオヘモトキシン」という淡泊性の毒素が含まれています。フグの毒とは異なります。口に入れると、呼吸困難、吐き気などの中毒症状をおこします。また、傷口から入ると化膿したり、赤く腫れ上がったりします。
しかしこの毒素はたんぱく質性なので60度以上の熱に5分もさらされると、熱で壊れて安全です。
ちなみに、アナゴ、ハモ、ウツボなどウナギ目の魚すべてに毒があります。


インタビューレシピ

キビナゴ

郷土料理の代表選手 キビナゴ。

生息地

古来から手開きした刺身を酢みそで賞味していたキビナゴは、鹿児島の郷土料理として欠かせない一品です。
塩焼き、煮付けやフライにしても旨く、野菜や豆腐と一緒にさっと煮てポン酢で食べるチリ鍋は、暑い夏にも食欲をそそる味。一夜干しやミリン干しにも多く加工されています。
また、見栄え・味ともに優れていることから県外での評価も高く、生産量は全国上位。

「かごしま旬のさかな」選定理由

手開きした刺身を酢みそで食べるキビナゴ料理は、鹿児島の代表的な郷土料理。
銀色に光る身が美しく涼やかな一品です。
キビナゴにはEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれ、成人病の予防にもなるといわれています。

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目利き

新鮮なものは体がビーンと張り、透明感があります。
鮮度が落ちてくると眼が充血し、身がゆるんだ感じに。


インタビューレシピ

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